内蔵HDDを備えレコーダー機能を搭載した大画面テレビは、視聴時間に制限を受ける人でも自分のライフスタイルに合わせた自由な時間に番組を楽しめるので人気があり、各家電メーカーからさまざまな特長を持った機種が発売されています。その中から好評なレコーダー機能搭載42V型大画面テレビとして、パナソニックのVIERA R1 42V型、東芝のREGZA Z9000 42V型、日立のWooo UT800 42V型のデジタルフルハイビジョンテレビ3機種をピックアップ。そのレコーダー機能を中心に比較してみます。
◆Panasonic VIERA RI 42V型プラズマテレビ TH-P42R1
パナソニックの
ビエラR1シリーズから42V型の地上・BS・
110度CSデジタルフルハイビジョン
プラズマテレビ TH-P42R1を見てみましょう。
ビエラR1は17型から50V型まで展開してますが、37V型までがIPS液晶、42V型以上の大画面モデルはネオ・プラズマパネルを採用しています。地デジチューナー×2。内蔵HDDは容量500GB。2倍の長時間録画にすればBSデジタルハイビジョン番組を約91時間まで撮りためることができます。HDD残量に不足を感じる場合は同社のBDレコーダー、ディーガと併用するのがもっとも効率的。LAN接続で簡単ダビングできるので
ブルーレイディスクに永久保存版を作成してしまえば良いんです。番組検索録画や
ワンセグ放送録画機能も充実していて設定もシンプル。使い勝手が良いのも
ビエラR1の長所ですね。42V型
VIERA RIの実勢価格は150000円前後です。
◆TOSHIBA REGZA 42V型液晶テレビ 42Z9000
東芝レグザのZシリーズは内蔵HDDを搭載せず、高画質映像を劣化させずに市販の外付けHDDに保存するというコンセプトのデジタルフルハイビジョン
液晶テレビ。地デジチューナー×3基を備え裏の2番組を同時に録画することができるのが最大の特長です。USBまたはLAN接続でハブを介して外付けHDDを4〜8台まで増設してゆけるので容量を気にせずに撮りためて行くことができます。
REGZA Zはネットワーク機能が充実していて
アクトビラ、
ひかりTV、
YAHOO! JAPANに対応し、ブラウザまで搭載されてます。USB接続のHDDに
ワンセグ放送を録画し、
SDメモリカードに移して持ち出せばモバイル視聴も簡単。番組の録画と同時に
ワンセグも自動録画してくれるのが便利です。42V型
REGZA Z9000の実勢価格は155000円前後。
◆HITACHI Wooo UT800 42V型液晶テレビ UT42-XP800
↑HITACHI
Wooo UT42-XP800
日立の
Wooo UTシリーズはディスプレイとチューナーがセパレートになっているのでレイアウトフリー。薄さがわずか35mmなのがうれしいデジタルフルハイビジョン
液晶テレビです。内蔵HDDの容量は250GBながら、
XCode HDという圧縮方式を採用してハイビジョン解像度で約8倍という長時間録画を可能にしています。内蔵HDDへの録画可能時間は約200時間と長大。またiVポケットが装備されていて別売のカセットHDD、iVDR-Sでの容量アップも可能になってます。
Wooo UT42-XP800には、40型以上の大画面テレビで唯一ネット動画コンテンツを録画できる機能が搭載されていて、
アクトビラ ビデオ・フルのダウンロードに対応しています。番組の頭出しも簡単で、音楽やスポーツ番組の見所を検出する検索機能も便利ですよ。
Wooo UT42-XP800の実勢価格は210000円前後です。
ビエラはBDレコーダーとのタッグ使用、レグザは外付けHDDで録画画質重視、Woooは8倍録画にカセットHDDと、三機種ともレコーダー機能にそれぞれ個性があります。それらの特長を押さえたうえで自分のライフスタイルと重ねてみれば最適なモデルがセレクトできるのではないでしょうかね。