ノイズ半分高速AF ソニーサイバーショット DSC-WX1
ソニーのスリムコンパクトデジカメ Cyber-shotの新モデル、DSC-WX1もこの秋大きく進化したコンデジ機種のひとつ。以前紹介した自動撮影雲台パーティショットに対応しているのも魅力的だけど、デジカメ自体の撮影性能の進化が見逃せない。新技術の裏面照射型CMOSセンサーをデジカメに初採用。より多くの光を取り込めるので、基本感度が従来機種の2倍に高められ、暗い場所での撮影時のノイズを二分の一に減らした。さらにサイバーショット DSC-WX1には、F2.4(広角24mm相当時の開放値)の明るいレンズが搭載されているので、前述の高性能センサーと合わせ、室内や夜景などのノンストロボ撮影の自由度が高められている。また秒10コマもの高速連写に対応しているし、連写時に起きやすい歪みを防止するメカシャッターも備えている。オートフォーカスのピント合わせが素早い高速AFと相まって、難条件下での撮影の成功率をアップしてくれそうだ。いままでムリだと思ってシャッターを切らなかったシーンも、WX1なら結構撮れちゃうんじゃないでしょうか。
SONY Cyber-shot DSC-WX1のズームレンズは24〜120mm相当の5倍。24mmは室内でのスナップなどが撮りやすいサイズだ。またシャッターを押しながらカメラを振るだけでカンタンにパノラマ撮影が撮れてしまうスイングパノラマ機能も搭載している。うん、WX1のこの機能とスペックなら、無理にパーティショットと合わせなくても、夜のパーティなんかに十分強みが発揮されるコンデジだと見たぞ。フラット&シャープなボディ形状と梨地のソリッドな質感がカッコ良い。カラーは、ブラック、シルバー、ゴールド。DSC-WX1を勝手に“夜のコンデジ”と呼んでしまおうっと。