シャープから発売された
NetWalker（ネットウォーカー）PC-Z1。製品の位置づけが微妙で面白い。やや煮詰まり感のある
ネットブック群を尻目に、使い勝手サイズのバランスが実に程よいところに着地したという印象です。ネットウォーカーPC-Z1のサイズは
ネットブックとケータイの中間くらい。A6サイズだから手帳感覚で持ち歩けて重さも400g程度。名前から言えば
ネットブックってのはbookにしてはやや大きいんですよね、このネットウォーカーのサイズこそ
ネットブックと呼ぶにふさわしいサイズじゃないのかな。
ネットブックがデカい割にどんくさいのと、ケータイでちまちまやるのがイヤなわたしとしては、この
NetWalkerの程よいサイズで、そこそこの性能というのがうれしい。5型タッチ液晶を搭載しているが、さすがシャープだけに高解像度表示に対応。PCのサイトがスクロールなしで一目で見られる。キーボードも14mmピッチで入力しやすい。また、スリープからの起動が約3秒で立ち上がるのも使えるところだ。サッと取り出してサッと見られるってのは重要ですよ。起動時間は結構ストレスになるし、それを思うだけで使うべき時に使わなかったりしてしまうものだからねー。約10時間駆動するのでスタミナも十分ですな。
ネットウォーカーPC-Z1のOSはLinux系のウブントゥ（Ubuntu 9.04）で、ブラウザにFirefox、メールソフトにThunderbirdを採用。Microsoft ExcelやWord、Powerpointなどと互換性の高い「OpenOffice.org」がプリインストールされている。窓の嫌いなわたしにはこの辺りも好ましいモバイル端末だ（笑）。USBコネクター、ワイヤレスLANなどの拡張性も高いし、外出先でサクサクとインターネットを使うには程よいバランスを持った製品だと思う。実売価格もAmazonで39872円と4万円を切っている。カラーはホワイト、レッド、ブラックの3色。ネットブックもケータイもうざったいと思う人（やっぱり中高年かな？）のモバイルネット端末は、NetWalker PC-Z1あたりが「程よい」と思いますよ。
