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困った

立体デジカメ FUJIFILM FinePix REAL3D W1/V1の使用感


世界初の3Dデジタルカメラとして話題になってるFUJIFILM FinePix REAL3D W1。発売時にも興奮してどっかに書いたと思うけど、買えないので店頭で見ただけ。このたび知人が買ったと聞いて早速触らせてもらってきました。本日はその感想を。なのでスペックなどの詳細には触れません。


富士フイルムから3Dカメラの発売が発表されたとき、メガネ無しの裸眼で立体視ができるし専用ビューワーも同時発売なのでかなりのインパクトを感じ、立体動画も撮れ視差の調整も可能ということで注目していたんだけど、モノが3Dだけに雑誌やウエブのインプレッションでは結局どんなものなのかは分からなかったのでありました。あたりまえだけど。それから人気で注文が殺到し、発売もひと月くらい延びたので、3Dデジカメのことはしばらく忘れていたけど、このたびしつこく触っても怒らないタイプの知人が購入したので、しめしめと触りまくってきました。


3Dカメラと言うことなので当然ながら二眼レンズ。立体写真の1000万画素なんで、さすがにメモリは喰います。シャッター切ると2枚撮ることになるからね。ワンカットで7MBにもなるから大容量(16GBとか)の高速メモリを用意する必要があります。さて、わくわくしながら撮った写真を専用ビューワーFinePix REAL3D V1で見ると、まあ題材にもよりけりですけど思ったより立体感が強調されてます。これはなかなかオモロい。

でも意外な落とし穴が。専用ビューワーのREAL3D V1で長時間続けて観賞していると頭がクラクラしてくるんですこれ。まあ疑似3Dというのは目と脳を騙してるわけだから、疲れるのは当たり前なんだけど、わたしはこの手のにいたって弱い方なんで参りました。強い人もいるんでしょうけど。これは予想していなかったことでした。取説には、「ガキに見せると成長に支障が出る恐れがある」と言うような断りが書いてます。いわゆる、大人のオモチャ的カメラだったんですね3Dデジカメは(笑)。


FinePix REAL3D W1で撮る時には、二眼レンズなので持っている指が写り込みやすいので注意して撮らないとあきません。10枚に1枚くらい指が写ってました。カメラのライブビューでも立体視できるのは凄いけれど、ビューワーで見た方が立体感は断然大きいです。10cmくらい奥行きを感じますね。でも難を言うと立体に見えるスイートスポットが狭いですな。距離は60cm程度までで左右も5度くらいか。みんな揃って一緒に立体観賞てのはちょっとムリ。しかし連続観賞は疲れますね〜。3Dプリントも見せてもらいましたがこっちの立体感はビューワーに比べると10分の1くらい。あまりずらすとクレームが来そうだからかな。でも今回のシステムは初物だけに今後改良がされて良くなって行くんでしょ。FinePix REAL3D、どう進化するか楽しみです。

関連:富士フイルム 3Dデジタルカメラ