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困った

地下鉄のトンネル風で風力発電ができないものか?

東日本大震災による福島第一原発の被災と事後の人災で、原子力発電の危険性があらためて話題になり、自然エネルギーへの転換論がさかんに行なわれるようになってきました。


ソフトバンク孫社長がソーラーベルト構想などを提言しましたけど、大規模な太陽光発電というのはソーラーパネルの設置面積が膨大に必要になるうえ、日照時間に左右されるから、晴天のお昼や夏場はともかく、雪の多い東北の冬なんかではかなり効率が落ちるんだろうなと思うわけなんであります。


今のところ、ソーラーより風力発電のほうが発電効率が良いらしいんですが、こちらもデカイ風車による景観破壊、騒音・低周波健康被害や動植物のへの影響などがネックなんだとか。また台風や落雷による破損のリスクもあり、強風過ぎると運転できないという笑えない問題も抱えてます。


脱原発とカンタンに言いますが、自然のエネルギーのみで効率的に発電するというのは現状なかなか難しいようなんであります。で、ちょっと思いついたのが、大都市に走っている地下鉄のトンネル風を利用して風力発電すればいいんじゃないかなというアイデア


東京のラッシュ時なんかは、それこそ1分ちょいおきにそこらじゅうに地下鉄が走行していますから、常に車両がトンネル内の空気を押して生じた風が起こってますよね。あれ、もったいないマリリン・モンローのスカートじゃないけど、地表の道路脇に排気口がたくさんあって、地下鉄が走るたびに結構な風が出てますからね。


あの風、通気パイプ内に風力発電機のプロペラを設置しとけば電車が通るたびに発電できると思うのですよ。またトンネルサイドに径の小さな発電用通気トンネルを設置したらどうか。そのトンネルの方にうまく風を取り入れることができれば、キャブレター効果で風の速度を増加させてパワーアップして発電することも可能な気がします。


地下鉄トンネル風力発電なら、電車の走行時間は必ず発電できるから天候に左右されずに効率が良いでしょ。発電した電気で電車を運行させるパワーはムリでも、大量に設置すれば駅構内や地下街の照明くらいの電力なら自前でまかなえるのではないでしょうか。大都市発電だから地産地消だし、電車の走らない夜間は発電しないのもムダがない。そしてなによりデカイ風車を地表に設置しなくて済むのがスマートだと思うわけなんであります。


まあシロートの思いつきなんで費用対効果なんかはわからないですけど、わざわざポンプを使う揚水発電なんかよりはよほど合理的なシステムだと思います。この地下鉄トンネル風を利用した大都市地下風力発電構想、いかがなもんですかね?


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