マイドーズミニ PDM-122 日本製の低価格放射能測定器(γ線)がよ〜やく登場!
放射線測定器、いわゆるガイガーカウンターは震災後、当欄でも何度か紹介してきましたが、ロシアやウクライナなど海外製品が主で、価格もおおむね5万円以上してましたけど、ようやく手頃な国産製品が市場にでてきたという感じですね。
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◯個人用放射線線量計 SAILOR マイドーズミニ PDM-122
この個人向け線量計マイドーズミニ PDM-122。実は新製品じゃありませんで、医療機器メーカーの日立アロカメディカルが医療機関や放射線技師向けに発売しているもの。今回の福島第一原発事故にともなう需要増加に対応して、セーラー万年筆が一般向けに販売するという形です。
日立アロカのマイドーズミニシリーズは20年にわたって使用されてきたもので実績は十分。昨年のグッドデザイン賞も受賞してるんであります。同シリーズ製品はエックス線、中性子線、ガンマ線など測定線種によってモデルにバリエーションがあるんですが、今回一般発売となった マイドーズミニ PDM-122は、ガンマ線の外部被ばく量測定に特化したモデルです。
マイドーズミニ PDM-122のサイズは、縦3、横10.8、厚さ1.1cm。本体重量は39gと軽量コンパクトで歩数計や活動量計みたいな感じ。背面にクリップがついていて、胸ポケットなどに付けて使用できます。測定線量(γ線)は4ケタのμSv(マイクロシーベルト)単位でリアルタイムにデジタル表示されます。
測定範囲は1μSv〜10Svで、個人の外部被ばく量を時間当たりの数値や積算数値で確認できる機能も搭載しています。電源はコイン形リチウム電池を使用、連続700時間の測定が可能なので、1ヶ月の積算量確認もできます。
10月20日には「消臭力」のエステーから15750円のガンマ線量計「エアカウンター」も発売予定とのこと。ようやく日本製の低価格放射能線量計が一般に発売されはじめたのは朗報ですね。安心感があるしマニュアルが頼りになりますから。被曝が心配な人はチェキです。
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