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手ブレ補正機能付きデジタルHDビデオカメラを比較する



↑Seatool CX500
 水中ビデオハウジング
昨今のデジタルビデオカメラの進化には凄まじいものがありますが、撮って観る立場から言うともっともありがたい機能が高度な手ブレ補正の搭載でしょう。いまや歩きながらの撮影でも手ブレが抑えられるようになってきました。加えて必要なのが高速AFによる素早いピント合わせや3MOSによる忠実な色の再現でしょうか。手ブレ補正機能を搭載した、実勢価格10万円以下のデジタルHDビデオカメラ3機種をピックアップして特長を比較してみます。

ソニー ハンディカム HDR-CX500V
手ブレ補正に関していえば現時点で最強と言ってもいいくらい高度な機能が搭載されているのが、SONYのデジタルHDビデオカメラレコーダー CX500Vであります。このビデオカメラ、光学式の手ブレ補正で上下左右に動くブレを補正するばかりか、センサーによる電子的処理で、なんと回転ブレまで補正してくれるというスグレものです。回転ぶれは画像処理エンジン「BIONZ」が補正するもので、暗い環境での高感度撮影時のノイズも低減するため夜景の撮影にも威力を発揮します。また撮影位置を自動で記録して地図上で位置を確認できるGPS機能やハイライト再生などの付加機能も充実してます。内蔵メモリは32GB。メモリースティックPROデュオ対応。ズーム性能は光学12倍、デジタル150倍です。メモリ容量を64GBにした上位モデルのHDR-CX520Vもラインナップしています。

キヤノン iVIS HF21
Canonのハイビジョンデジタルビデオカメラ iVIS HF21も手ブレ補正機能を搭載したモデルです。しかしこのiVIS HF21の最大の強みは高速AF。撮影していて思い通りにピントが合わないとイライラしますが、このモデルはCMOSによる、レンズ通過光で測距するTVAFセンサーに加え、外測センサーを搭載した二段構えのオートフォーカス機構を搭載することで、高速かつ正確なピント合わせを実現しました。小型軽量なダブルメモリモデルで内蔵64GBとSD/SDHCカードにも対応しているので長時間撮影が可能です。また夜景のシーンモードを選択すると、とかく明るく撮れ過ぎてしまう夜景を、クッキリ暗く撮影できるので良いですよ。ズーム性能は光学15倍、デジタル300倍と強力。大型映像素子を搭載した上位モデル、iVIS HFS11もあります。

パナソニック HDC-TM350
Panasonicのデジタルハイビジョンビデオカメラ HDC-TM350にも新光学式手ブレ補正機能が搭載されていて、歩き撮りやズーム時のブレ防止に威力を発揮します。AFについては、指定した被写体を自動追尾してピントを合わせ続けてくれる「追っかけフォーカス」機能を搭載。顔が横を向いても追尾するので子供の運動会の撮影などには相当重宝すると思います。またこのHDC-TM350には、メモリタイプのビデオカメラ唯一の3板式の撮像素子が搭載されていて色の再現性が良く、被写体の素材に忠実な表現ができるようになってます。モニターがタッチパネルになっているのも特長で、初心者でも簡単にメニューの設定ができるので便利です。64GB内蔵メモリ搭載。SD/SDHCカード対応。ズームは光学12倍、デジタル120倍です。240GBメモリを搭載した上位モデル、HDC-HS350もあります。

手ブレ補正機能に加え、それぞれ特色をもつSONYCanonPanasonicのデジタルHDビデオカメラ。手ブレ補正最優先ならソニー ハンディカム HDR-CX500V、高速オートフォーカスを重視するならキヤノン iVIS HF21、色の再現力を求めるならパナソニック HDC-TM350という感じですかね。撮りたい動画に合わせて最適な機種を選んでください。