シグマ DP1s 大型撮像素子搭載のハイエンドコンデジ
SIGMAのコンパクトデジタルカメラ DP1sはシグマの一眼レフに採用されている大型の撮像素子、FOVEON X3 ダイレクトイメージセンサーを搭載し、高い解像感と豊かな諧調表現力を持つ高画質コンパクトデジカメ。2008年3月に発売されたSIGMA DP1の対逆光性能を改善し、操作性も向上させたマイナーチェンジモデルです。シグマのコンパクトデジカメの描写力には定評がありますが、ボデイデザインもシンプルで美しいのが魅力です。シグマ DP1sとDP1はハード面ではほとんど差はありませんが、太陽のような強烈な光源を撮影した時に出る赤いフレア(俗にいうサッポロポテト)を軽減させています。また、QS(クイックセット)メニューをデジタルズームボタンに割り当てられることにより操作性が向上。ISO感度50が追加されました。レンズは28mm相当(35mm換算)の広い画角を持つ16.6mm、開放値F4のレンズを搭載。
SIGMA DP1sのイメージセンサーは1400万画素。RGB全色を3層で取り込む事ができる画期的なフルカラーイメージセンサーFOVEON X3で、これに対応した画像処理エンジンTRUEも搭載しており、コンパクトデジカメながら一眼レフクラスの高画質を実現しています。
モニターは2.5型の液晶で、静止画の撮影中にズームボタンを押せば、ISO感度などの設定が即座に変更できるクイックメニューを表示することができて便利です。高性能専用ビューファインダーVF-11や専用フードなどアクセサリーも豊富に揃っています。撮影レスポンスはSIGMA DP2のほうが良好ですが、描写力は同等以上のような感じです。RICHO GR3とがっぷり4つのハイエンドコンパクトデジタルカメラ、SIGMA DP1s。あなたのお好みはどちら?
関連記事:進化した高級コンデジ RICOH GR3 と CX2