アポロ11号 バンダイ大人の超合金シリーズ第1弾
人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号から今年で40年だそうで、人類の輝かしい未来を信じて熱狂した当時のガキンちょ(わたしたち)たちの大人買いを当て込んで、バンダイから「大人の超合金シリーズ」と銘打った、アポロ11号&サターンV型ロケットの精密ダイキャストモデルが発売される。
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このバンダイのアポロ11号の金属模型は、来年3月25日の発売予定だけれど、もう予約販売が始まっている。価格は52290円とこちらも大人の財布に合わせた設定になっているよーです。サイズは1/144スケールで全高約76cm。製品の内容は、アポロ11号コロンビア、サターンV型ロケット、宇宙飛行士フィギュア2個、月着陸船イーグル(ギミックタイプ,ディスプレイタイプ)各1個、月面プレート、ディスプレイ台だそうで、9個のパーツに分割でき、当時のミッションにおけるさまざまなシーンを再現できると言う触れ込みだ。
当時の衛星中継特別番組を驚愕と羨望のまなざしで見つめていたご同輩なら、あの盛りあがりを良く憶えていることでしょうけど、翌年の日本万国博のアメリカ館に月の石が展示されたころがピークだったかな。しかし40年前の貧弱なコンピュータでよく月に降り立てたもんだというのが今の実感。当時の米ソの恣意行為の一環で行なわれたプロジェクトだから、後日、あれはバーチャルギミックだった、なんて噂がささやかれるのもさもありなんかという感じですが、まあ当時の子どもたちに大いなる未来への夢と希望をもたらしてくれたのは確か。現在の子どもたちにはもはやそういう壮大なサプライズはありませんから。この、大人の超合金アポロ11号&サターンV型ロケットを玄関や応接間にドーンと飾れるような経済状態のご同輩が、今後どんどん少なくなって行くような気がしているのは、わたしだけかな。先日出たタカラトミーの技MIX戦艦大和もオトナ向けだけど、バンダイは兵器以外のメカモデルという意味で良い素材に目をつけたと思います。しかし思惑通りに売れるかなあ。関連記事:戦艦大和の地上航行プラモデル